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ブランドの世界観を守る!Instagramの見え方を整える画像ツールを公開

デジタル戦略
ブランドの世界観を守る!Instagramの見え方を整える画像ツールを公開

これまでInstagramの投稿といえば、1:1の正方形がスタンダードでした。しかし、近年のアップデートにより、3:4の縦長に変更されました。
この変更で、プロフィール画面上に表示される「3列グリッド」の見え方にズレが生じるケースが増えています。
特に問題になるのは、「1枚のビジュアルを3投稿や6投稿などに分割して、グリッド上で1枚の絵として見せる」表現です。これまでは正方形を前提に設計すればよかったものが、アスペクト比の変化により意図した通りに表示されない事象が頻発するようになりました。

目次

アップデートに対応したクロップ画像生成ツールの開発

こうした背景から、私たちはInstagramのグリッド投稿に対応した専用の画像生成ツールを開発しました。

  • このアプリでは、以下のようなことが可能です:- 1枚の画像を、1列・2列・3列・3×3グリッド(最大9分割)に自動でトリミング
  • そのまま投稿に使える画像を一括エクスポート
  • クロップされた特定の画像のみのエクスポートこのアプリを使うことで、どんなアスペクト比の投稿でも、グリッド上で“1枚の大きなビジュアル”として自然に見せることが可能になります。

投稿ビジュアルにこだわるブランドやクリエイターにとって、非常に心強いツールになると考えています。

なぜアスペクト比は変わったのか?私たちなりの考察

Instagramがアスペクト比の変更には、ユーザー行動の変化があると考えられます。

縦長コンテンツの増加 → ユーザー行動の変化が先行している

縦長(3:4)のフォーマットは、ストーリーズ・リールの普及によってユーザーにとっての“自然な視聴スタイル”になっているのが大きな要因です。かつては正方形がInstagramの象徴でしたが、今ではTikTokを筆頭に“縦画面が当たり前になり、ユーザーの目線が縦長に最適化されてきました。そのため、Instagramもこの行動様式に合わせざるを得なかった、と見るのが自然です。

こうした環境では、縦長(3:4)やフルスクリーン表示の比率が、視覚的にも情報的にも優位になります。Instagramとしても、「より見られる投稿=より長く滞在してもらえる投稿」を後押しするために、比率の自由化を進めたのではないかと推測しています。

まとめ:変化に対応し、より良い“見せ方”を模索する

Instagramの仕様変更は、ただの“レイアウトの変化”ではなく、ブランドやクリエイターが“どのように見せるか”を再定義する契機になっていると私たちは捉えています。ユーザー体験を損なわないビジュアルコミュニケーションのあり方をこれからも追求していきます。

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